先日,直島へ行ってきました。
まさにエキサイティングな旅でした・・・!
ご存じない方のために直島について簡単にご紹介しますと,
・瀬戸内海に浮かぶ現代アートの聖地
・人口3000人・年間来島者数35万人
・安藤忠雄先生の建物がいっぱいある
・ベネッセコーポレーションの創業者の発案により島全体が文化エリアとして開発されている
・安藤忠雄先生が作ったホテル兼美術館というステキにおもしろいホテルに泊まれる
という島です。
とにかく安藤忠雄先生はモノスゴい!!※注:ただしこの事実は比較的全世界に知られているのでいまさらこのようなネットの片隅で大声を上げるほどのことではない。
安藤大先生の建物があまりにすばらしく重厚なので,やんちゃなコンテンポラリー・アート作品も落ち着いて楽しめます。
圧巻はモネの睡蓮でした。
この絵を飾るのに,これ以上の建物ってもはやありえないのでは・・・?
建築家じゃなくて良かったなと思いました。
この建物を見たらやるべきことはもう何もない気がします。
ところで,現代アートってぜんぜん製作者の意図が分からないことが多いですよね。
古典美術ではお約束がすごく多くて,自力でいくつお約束を見つけて作品を解読できるかを楽しむところがありますが,現代アートではそれがまったくありません。
その方が気楽でおもしろいという方も多いかもしれないですが,私としては「分かってもらえなくていい」という製作者の態度はちょっとスネてると思いますし,じゃあ何のために作品を発表してるんだろうと不思議に思う気持ちもあります。
学芸員の方の説明を聞くと「なるほど!」という製作意図があったりしますし,それが分かるとなお見るのが楽しくなる。なんで分かりやすくどこかに書いておかないんだろう?と真剣に不思議です。分かりやすいとちょっとダサいんでしょうか。
それはともかくとして,直島は素晴らしいところでした。
今後も年1回はなんとかして行きたいと思います!
2013/12/13