不動産管理(不動産関連の方へ)

事故物件に関する説明義務

建物賃貸借において、過去に自殺、殺人などがあったという事情は、建物の心理的瑕疵として説明義務の対象となる事実です。 では自然死でも説明義務があるのか?事件から何年経過しても説明しなければならないのか?…

賃貸借と消費増税について

消費税の増税時期が近くなってきました。賃料に課税される消費税についてご相談がありましたので,増税に伴う経過措置について確認してみます。 平成8年10月1日から平成25年9月30日までの間に締結した資産…

定期借家契約

定期借家契約

大家さんの都合で立退きを求められたので立退料をもらった,という話はときどきありますね。建物の賃貸借契約は,賃借人にとっては生活の基盤にかかわるものですから,借地借家法という法律によって厚く保護されてい…

東京地裁H25.5.14 入居者の不法行為が原因で近隣入居者が退去してしまった場合の賃貸人の損害

 マンションの入居者Cの飼い犬が,他の入居者Aにかみつき,そのせいでAがマンションを退去してしまったため,賃貸人Bが犬の飼い主Cに対し,Aから支払われるはずだった賃貸借契約期間満了までの間の賃料等の損…

修繕義務不履行を理由とする賃借人の家賃支払拒絶について

修繕義務不履行を理由とする賃借人の家賃支払拒絶について

 賃貸人が修繕義務を履行しないことを理由に賃借人が家賃の支払いを拒絶するという紛争は非常に数が多いですが,このような支払拒絶は可能でしょうか。 例えば,上階から漏水して部屋が汚れたのでクリーニングされ…

倍額賠償予定条項について

 建物賃貸借契約には「契約終了後,物件の明渡を遅滞した場合には,契約終了から明渡完了までの間,賃料相当額の2倍相当の損害金を支払う」という条項(倍額賠償予定条項)がついていることがあります。  このよ…

定額補修分担金特約について

建物賃貸借契約に関する特約については,重要な最高裁判例が相次ぎ,通常損耗負担特約,敷引特約,更新料特約の各問題について結論が出されました。最高裁の判断がまだなされていない特約としては,定額補修分担金特…

賃料滞納と自力救済

賃貸人の賃料滞納者に対する自力救済(法律上の手続によらない追い出し行為など)はどこまで許されるでしょうか。行き過ぎた行為は不法行為と評価される危険があるため注意が必要です。 東京地裁H12.12.22…

通常損耗負担特約の有効性について

 賃貸物件では,退去の際,賃借人が物件をきれいにして賃貸人に返さなければなりません。 これを「原状回復義務」といいます。 ただしこの原状回復義務には,経年変化(時間の経過によって発生する劣化)や通常損…

家賃滞納による建物の明渡

事件の種類 建物明渡請求依 頼 者 建物所有者事件の概要 家賃滞納を理由に賃貸借契約を解除し,建物の明け渡しを請求。結   果 賃借人が立退きを拒否したため訴訟を提起。判決を得たあと立退きを実現。処理…

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