鳥は爬虫類というのが最近もっぱらの噂です。
そう言われて改めて,
「爬虫類って要するにどういう生き物?」とか
「鳥って要するにどういう生き物?」とか
「そもそも生き物って何を基準に分けてるの?」
とか考えたあなた,あなたの脳は若いです。
私は,当時3歳だった娘と,ある晩こんな会話をしました。
「おかあさんってだれからうまれたの?」 「おばあちゃんだヨ」
「おばあちゃんはだれからうまれたの?」 「ひいおばあちゃんだヨ」
「ひいおばあちゃんはだれからうまれたの?」 「そのまたおばあちゃんだヨ」
「じゃあさいしょのおばあちゃんはだれからうまれたの?」 「おさるさんだヨ」
3歳の娘はその衝撃の結論に激しく動揺しましたが,おもむろに質問を再開しました。
「そのおさるさんはなにからうまれたの?」 「とかげだヨ」
「そのとかげはなにからうまれたの?」 「カエルだヨ」
「カエルはなにからうまれたの?」 「さかなだヨ」
「さかなはなにからうまれたの?」 「むしだヨ」
「むしはなにからうまれたの?」 「さいぼうだヨ」
「さいぼうってなに?」 「・・・・」
そもそも私は長年文系を名乗っており,生命の歴史について小学生以上の知識はないのです。
それなのに娘はこの問答が大変気に入ったらしく,それから毎晩同じ質問を繰り返しました。
このままでは娘は誤った進化論を身に着けてしまう・・・!
不安が募った私はさっそく書店で「地球の歴史」図鑑を買い求め,娘に与えました。
娘はたいそうその本が気に入って,私はそれから2年,毎晩毎晩その図鑑を読まされ続け,その結果,私は進化論では愛知県弁護士会でも5本の指に入るまでになったのです(予想)。
写真は当事務所に飾っているアンモナイトの化石です。
「なかなかの縫合線だね。比較的新しい時代のものだな!」
などとツウぶってつぶやくためにネットで2000円で購入したものです。
2012/09/26