滝川英明先生という画家さんのところへお邪魔したら,ステキな絵が置いてあったので,思わず衝動買いしてしまいました。
あえて分類するなら水彩画ですが,手の込んだ下地処理がしてあったり,特殊な染料が表面に浮き出すように工夫されていたり,油絵のように表面が盛り上げてあったり。
しっかり手間はかかってるけど,それでいて水彩画らしい軽やかさがあって一目惚れしてしまいました。
いい絵を手に入れるチャンスって,なかなかないんですよね。
もちろん,金に糸目をつけなければ手に入るんでしょうけれど。
とはいえ高ければ良い絵というわけでもない。
新しい表現に対する貪欲な追及心だとか,自分の価値は自分だけが知っていると言い放つ自負心だとか,そういった比重の大きい感情を人より長く持ちこたえなければいい絵なんか描けない。(んじゃないかと思う。想像するに。)
でもよく考えるとそれって,歯医者でも弁護士でもどんな仕事にも当てはまるのかもしれない。
近くの物が見えにくくなったり(老眼・・・?),膝が痛くなったり,人間ドックの結果が気になりだしたりしても,進取の気性は失わずに仕事をしていけるといいなと思います。
今度個展を開かれるとのことなので興味のある方はぜひ。芸術の秋ですヨ。
2013/10/16