事件の種類 遺産分割
依 頼 者 故人の妻
事件の概要 妻と兄弟が相続人のケース。
故人は養子であったため,実の兄弟6名のほか,養子先の兄弟が9名。
先に亡くなられた兄弟姉妹の子を含め,相続人は総勢28名。
結 果 相続人に連絡をとり,相続分を妻に譲渡するよう依頼。
全相続人より了解を取り付け,相続人を妻に集約し,相続手続を完了。
処理の期間 約8か月
費 用 着手金 40万円
報酬金 10万円+回収した遺産の10%
本件では,配偶者のほか兄弟姉妹が相続人のケースでしたが,先に亡くなられた兄弟姉妹の方も多く,そのお子さんへの代襲相続(たいしゅうそうぞく:相続開始前に相続人となるべき人が亡くなっている場合にそのお子さんやお孫さんが代わりに相続すること)が発生しており,相続人が他に例を見ないほど多くなっていました。
しかも故人が養子に来られている方だったため,実のご兄弟方の親族とのお付き合いがほとんどなく,奥様では連絡先どころかお名前も把握できない状態でした。
そこで当事務所ですべての相続人を調査し(戸籍謄本だけでダンボール1箱分!),直接相続人の方々にご連絡を取り,事情をご説明しました。
遺産分割で話し合いがまとまらない場合,まず家庭裁判所で調停を行う必要がありますが,これだけ多くの相続人が関与するとなりますと,非常に煩雑な手続になりますし,遠方の裁判所への出頭が必要になるなど,相続分の少ない相続人の方には大変なご迷惑をかけることになります。その結果,紛争が無用に拡大する危険もあります。
こうした事情を丁寧に,率直にご説明しましたところ,幸いにもほとんどの方が快く相続分の譲渡に応じてくださったため,早期に円満な解決を見ることができました。
遺産分割に限りませんが,事件の早期解決には相手方からの信頼を得ることも重要なファクターです。
2012/11/07
※コンテンツ内で事例をご紹介する場合、作成当時の法律に基づきますので最新の判例と異なる可能性があります
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